古いトンネルは、なぜオレンジ色の照明なのかを解説

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社会

私は車の運転でトンネルが苦手です。
薄暗いトンネル内を照らすオレンジ色のライトが不気味で、子供の頃から嫌いでした。

そんなトンネルですが、近年はオレンジ色のトンネルは減ってきた気がします。
古いトンネルはオレンジ色のところもありますが、新しくできたトンネルは蛍光灯っぽい白い明るい光の場所が多いです。

なんでオレンジ色のトンネルが減ってきたのでしょうか?
答えは、そもそもなぜ古いトンネルの照明はオレンジ色なのか?というところにありました。

なぜ古いトンネルの照明はオレンジ色なのか?

トンネル内では主に低圧ナトリウムランプを使っているからです。 低圧ナトリウムランプは、ガラス管にナトリウムの蒸気を封入したランプでオレンジ色の光を発します。このランプは、オレンジ色の光のため排気ガス、ちり(塵)等の影響を受けにくく(光が通りやすく)、水銀ランプと比べて消費電力が1/2~1/3程度と経済的で、かつ寿命が長いといった特徴があります。
http://highwaypost.c-nexco.co.jp/faq/traffic/knowledge/368.html

つまりオレンジ色の照明は、排気ガスの影響を受けにくく、経済的というのが理由のようです。

オレンジ色のトンネルが減ってきた理由

近年は技術の進化もあって、車の方は排気ガスの規制により排気ガスの排出量が減り、照明もLEDによって寿命も性能もより向上したものが登場しました。

そのため、新しいトンネルから徐々にオレンジ色は使われずに、最新のより自然に近い光の照明が用いられているようです。

技術の進化と革新の賜物ということですね。
あと数十年もすれば、オレンジ色の照明のトンネルも姿を減らしていき、昭和の高度経済成長期の遺産となっていくのではないでしょうか。

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