現代では、学校は土日休みが当たり前になっていますが、かつては土曜日の午前中も授業がありました。
あるいは、第二・第四土曜日だけが休みという時代もありました。
いつから土曜日休みになったんだっけ?
なんで土曜日休みになったんだっけ?
その理由に迫りたいと思います。
いつから土曜日も学校が休みになったのか?
公立学校では、段階的に週5日制が導入されていきました。
- 1992年9月12日から、毎月第二土曜日が休みになりました
- 1995年4月22日から、第二に加えて、毎月第四土曜日も休みとなりました
- 2002年4月6日から、全ての土曜日が休みになりました
つまり、2002年に小学校1年生になった1995年(平成7年)4月以降に生まれた世代は、土曜日の学校の授業を知らないということになるのですね。
どうして土曜日の学校が休みになったのか?
多くの一般企業で週休二日制(週五日制)が浸透されていく中で、1990年代に入り、公務員の週休二日制も議論されていきました。
教員も例外ではなく、学校自体が土曜日休みの流れができていきました。
2002年に全ての土曜日が休みになった際には、「学校教育法施行規則」が改正されて、公立学校については法的拘束力も持たされました。
この背景には、いわゆる「ゆとり教育」の影響もあったかと思います。
授業時間が減ったことにより学力が下がったことや、コロナによる授業ができない影響もあって、地域によっては土曜日の授業が復活するという話もあるようです。