「節水のために、お風呂の残り湯を洗濯に使っています」
実際、そうしている家庭は少なくありません。
洗濯機にも「風呂水ポンプ」がついているくらいなので、“当たり前に使っていいもの”という印象を持つ人も多いはず。
でも一方で、
- 「雑菌が気になる…」
- 「服がにおう気がする」
- 「本当に安全なの?」
といった疑問や不安の声もあるのが事実です。
この記事では、残り湯を洗濯に使うメリット・デメリット、注意点と上手な使い方を、分かりやすくまとめます。
洗濯に“使ってもいい”けれど、注意点がある
お風呂の残り湯は、洗濯用として法律上も衛生基準上も使用が禁止されているわけではありません。
ただし、使い方を間違えると、洗濯物に雑菌が残ったり、においの原因になることもあります。
つまり、「使うなら、正しい条件下で」というのが実際のところです。
残り湯を使うメリット
水道代・ガス代の節約
浴槽にお湯を張ると200L前後。それを洗濯に再利用すれば、1日約40〜60円、月1,000円以上の節約になるケースも。
洗剤がなじみやすい
40度前後のぬるま湯を使うと、洗剤の溶けがよくなり皮脂汚れが落ちやすいという利点もあります(特に冬場)。
注意すべき3つのポイント
① 時間が経った残り湯はNG
入浴から6〜8時間以上経つと、お湯の中で雑菌が急増。
→ 朝に前夜の残り湯を使う場合は、なるべく“追い炊きせず”6時間以内に使い切るのが理想です。
② “すすぎ”には使わない
残り湯には皮脂・石けんカス・菌などが微量に含まれているため、
すすぎ工程に使うとにおいや菌が衣類に残る可能性があります。
→ **「洗い」は残り湯、「すすぎ」は水道水(真水)**がベスト。
③ 赤ちゃんや肌が弱い人の衣類は避ける
敏感肌の人には、微量な不純物でもかゆみやトラブルの原因になることがあります。
→ 肌着や赤ちゃんの衣類には「残り湯は使わない」のが無難です。
清潔に使うコツとおすすめグッズ
| コツ・道具 | 効果 |
|---|---|
| 風呂水フィルター付きポンプ | 髪の毛やゴミをしっかり除去。Amazon等で1,000円台〜 |
| 残り湯の“温度が下がりすぎる前に”使用 | 雑菌の繁殖を抑えられる(30度以上が理想) |
| 「酸素系漂白剤」を一緒に入れる | 部屋干し臭の予防&殺菌作用あり |
| 洗濯機の槽洗浄を月1回実施 | 雑菌の温床になりやすい内部を清潔に保つ |
残り湯の使い道は洗濯だけじゃない
洗濯以外にも、残り湯は以下の用途に活用できます:
- ベランダや玄関の掃除水
- 靴のつけ置き洗い
- 雨の日の傘洗い
- 植木の水やり(冷めた残り湯)
- トイレの流し水(バケツで使用)
ただし、入浴剤を入れたお湯は、洗濯や植物には基本的に使わない方がよいとされています。
(化学成分や香料が衣類や植物に影響する場合あり)
残り湯は「使い方次第で味方にも敵にもなる」
- お風呂の残り湯は正しく使えば節約になる便利な資源
- ただし「すすぎに使わない」「時間が経ちすぎた湯は避ける」など、基本のルールは守る必要あり
- 肌が弱い人や赤ちゃん用には水道水の方が安心
面倒そうに感じるかもしれませんが、洗いだけ残り湯にするだけでも効果は大きいです。
うまく取り入れて、毎日の洗濯をちょっとエコに・ちょっと節約してみませんか?