最近、「左足の小指の爪が太くなってきた」「爪が小さくなって、さらにグラグラする」といった症状が気になっていませんか?
それ、爪白癬(つめはくせん)=爪の水虫かもしれません。
放っておくと治らないばかりか、他の指や家族に感染したり、爪が剥がれてしまったりすることも。
この記事では、爪白癬の特徴と、早期に対処するべき理由をまとめました。
爪白癬のサインとは?
次のような症状に心当たりはありませんか?
- 爪が 厚く、白く濁っている
- 色が 黄色や茶色に変色している
- 表面が ボロボロ、もしくは 波打っている
- 爪が 土台から浮いてきているような感覚がある
- 爪が ぐらぐらしている
とくに、爪が浮いてグラグラする状態は、白癬菌が爪の奥深くまで侵入している証拠です。
放置するとどうなる?
爪白癬は自然治癒しません。放っておくと…
- 他の指の爪や皮膚に感染が広がる
- 家族にうつるリスクが高まる
- 爪が完全に剥がれてしまう
- 健康な爪が生えにくくなり、元に戻らないことも
「ちょっと厚くなってきただけだから」と油断していると、数ヶ月から1年以上の治療が必要になることもあります。
治療方法は?
皮膚科では、以下の治療法が一般的です。
飲み薬(抗真菌薬)
- 爪の奥深くに効く
- 数ヶ月の服用が必要
- 肝機能検査が必要なことも
爪専用の塗り薬
- 例:ルコナック、クレナフィン
- 軽度〜中度の爪白癬に効果あり
- 長期間の使用が前提(半年〜1年)
病院に行くまでにできること
- 爪を清潔に保つ(短く切りすぎない)
- 通気性の良い靴・靴下を使う
- タオルやバスマットは共用しない
- 爪の写真を撮っておくと診察がスムーズ
医師に伝えると良いポイント
- いつから症状が出始めたか
- 爪の色や形の変化の様子
- 痛みやかゆみの有無
- 家族に似た症状の人がいるか
迷わず皮膚科へ!
爪白癬は、早期治療すれば健康な爪を取り戻せる病気です。
症状が進んで「爪が浮いてきた」「ぐらぐらする」と感じたら、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
たとえ見た目が悪くなっていても、早めに行動すれば回復のチャンスはあります。
※本記事は医学的助言ではありません。必ず医師の診断・治療を受けてください。