梅雨時期の“部屋干し臭”、原因は?

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生活

梅雨の時期、仕方なく室内干しをしていると――
「なんだか洗濯物がくさい…」「生乾き臭が取れない…」そんな悩みに心当たりはありませんか?

実はその“部屋干し臭”、洗濯物の干し方ひとつで発生しやすくなっている可能性があります。
この記事では、ニオイの正体と発生メカニズム、そして改善策を根拠とともにご紹介します。


部屋干し臭の正体は「モラクセラ菌」

ニオイの主な原因は、モラクセラ・オスロエンシスという細菌です。
この菌は、洗濯で落としきれなかった皮脂や汚れを栄養源にし、湿った環境で爆発的に繁殖します。

そして、この菌が分解の際に出す「4-メチル-3-ヘキセン酸」などの揮発性の悪臭成分が、あの“生乾き臭”の正体です。


実はやってはいけない部屋干しのNG行動3つ

洗濯物を密集させて干している

→ 空気の通り道がなくなり、乾くまでに時間がかかる=菌の繁殖時間が増える
→ 特にバスタオルやTシャツの重なりに要注意。

夜に洗濯して、そのまま朝まで放置

→ 湿気と温度が適度にある夜間は、菌にとって繁殖しやすいゴールデンタイム
→ 干すのが遅れるほど、生乾きリスクが上がります。

風の流れがない部屋で干している

→ 換気されない空間では水分が逃げず、衣類がずっと“ぬれっぱなし”状態に
→ 乾燥機能付きのエアコンや扇風機の併用が推奨されます。


今すぐできる!部屋干し臭を防ぐ6つの対策

対策内容
① 洗濯物はアーチ型・すだれ型に干す真ん中が短く、両端が長い形にして風通しUP
洗濯後すぐ干す時間を空けると雑菌が増殖しやすくなる
③ 洗濯槽の掃除月1回の槽洗浄で根本原因を断つ
④ 部屋干し専用洗剤を使う除菌力の強い界面活性剤や抗菌剤配合
⑤ 扇風機や除湿機で風を送る空気を循環させて乾燥スピードを早める
⑥ アイロンや乾燥機で仕上げる最後の水分を完全に飛ばすことでニオイ残りを防ぐ

まとめ:臭いの原因は「湿気」より「菌」だった!

部屋干しで臭うのは「湿度が高いから」ではなく、菌が繁殖する条件を作ってしまっているからです。
つまり、菌のエサ(皮脂汚れ)をしっかり洗い、短時間で乾かすことができれば、梅雨時でも臭わない洗濯が可能です。

「どうせ梅雨だから仕方ない」とあきらめる前に、
干し方の見直しと風の管理から始めてみませんか?

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