スマホの充電が残り10%。
でも、あと30分で家を出ないといけない。
こんなときに「機内モードにして充電すると速くなる」という話を聞いたことはないでしょうか。
私も以前からなんとなく聞いたことはあったのですが、「電波を切るだけでそんなに変わるの?」と少し疑問でした。
調べてみると、機内モードにすることで充電が速くなるという話には、ちゃんと理由がありました。
結論:機内モードにすると充電は多少速くなる
結論からいうと、
機内モードにして充電すると、通常時より充電時間を短縮できる可能性があります。
Androidの公式サイトでも、機内モードにすると電波を探したり、着信やメールを受信したりするための電力消費を抑えられるため、充電時間の短縮につながると説明されています。
ただし、ここで勘違いしたくないのが、
「機内モードにすると充電器そのものの性能が上がる」
わけではないということ。
では、なぜ速くなるのでしょうか。
ポイントは「入ってくる電気」ではなく「出ていく電気」
スマホを充電している最中も、本体は完全に休んでいるわけではありません。
たとえば通常の状態なら、
・携帯電話の基地局と通信する
・Wi-Fiで通信する
・メールやメッセージを受信する
・アプリがバックグラウンドで通信する
・通知を受信する
など、さまざまな処理が行われています。
当然、これらの処理にも電力を使います。
充電器から電気が入ってきている一方で、スマホ自身も電気を使い続けているわけです。
そこで機内モードにします。
モバイル通信などが停止することで消費電力が少なくなり、その分だけバッテリー残量が増えやすくなります。
イメージとしては、
「水道から出る水の量を増やす」のではなく、
「バケツの底から漏れている水を減らす」
ようなものです。
特に効果がありそうなのが「電波の弱い場所」
実はスマホは、電波状況が悪い場所では基地局の電波を探そうとします。
そのため、圏外や電波の弱い場所では普段よりバッテリーを消費しやすくなります。
Android公式でも、圏外のときに機内モードを設定すると、電波を探さなくなるためバッテリーの節約につながると案内されています。
地下や山間部、建物の奥などで、
「たいしてスマホを使っていないのに、やたらバッテリーが減った」
という経験がある人もいるかもしれません。
そうした場所では、機内モードの効果を感じやすくなる可能性があります。
じゃあ急いでいるときは毎回機内モードにすべき?
急いで充電したいときには、試す価値があります。
たとえば、
「出かける直前なのに20%しかない」
「ホテルを出発するまであと20分しかない」
「モバイルバッテリーで少しでも多く充電しておきたい」
といった場面です。
ただし当然ながら、機内モードにしている間は通常のモバイル通信が使えません。
電話やメッセージを待っている場合には注意が必要です。
実は「スマホを触らない」こともかなり大事
せっかく機内モードにしても、充電しながら動画を見たりゲームをしたりすれば電力を消費します。
特にゲームなど負荷の大きいアプリはスマホが熱くなることもあります。
「とにかく急いで充電したい」という状況なら、
機内モードにして、画面を消して、そのまま放置する
というシンプルな方法がよさそうです。
もっと速くしたいなら充電器も確認
ただし、機内モードより充電時間に大きく影響する可能性があるのが「充電器」です。
最近のスマートフォンには急速充電に対応した機種が多くあります。
たとえばiPhoneの場合、Appleは対応するUSB-C電源アダプタやケーブルを使うことで高速充電できると案内しています。
古い充電器をずっと使っている場合、
「スマホを買い替えたのに充電が遅い」
ということもあり得ます。
機内モードはあくまで消費電力を抑える方法。
根本的に充電速度を上げたいなら、スマホと充電器が対応している充電規格を確認した方が効果は大きいでしょう。
電源を切ればもっと速い?
「だったらスマホの電源そのものを切ればいいのでは?」
と思いますよね。
理屈としては、電源を切ればスマホ自身が使用する電力をさらに抑えられます。
ただ、電源を切ってしまうと連絡を確認できませんし、充電量を確認するたびに起動するのも面倒です。
そこまでしたくない場合に、
機内モード+画面OFF
が手軽な方法というわけです。
まとめ
「機内モードにするとスマホの充電が速くなる」という話は、単なる都市伝説ではありませんでした。
機内モードにすると通信などによる電力消費が減るため、その分だけバッテリー残量が増えやすくなります。
ただし、充電器からスマホへ送られる電力そのものが増えるわけではありません。
急いで充電したいなら、
・機内モードにする
・画面を消す
・充電中はなるべく操作しない
・対応している急速充電器を使う
といった方法を組み合わせるのがよさそうです。
「あと少しで出かけるのに充電がない!」
というときは、機内モードを思い出してみてください。